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テラ島からのエーゲ海

ようこそ!古代ギリシャの世界へ!

古代ギリシャにこれほど惹かれたのはなぜなのか、今でも時々自分のことを反芻することがあります。

あなたは、古代ギリシャと聞いて、何を思い浮かべますか?

白いパルテノン神殿でしょうか?

あるいは、美しいエーゲ海とその島々?

人間味溢れるギリシャ神話の神々たちも素敵ですね

はたまた、オリンピックの祖であるオリンピアの祭典でしょうか?

このサイトは、ほぼ「ギリシャ歴」がないけれども、古代ギリシャに興味を抱いた方のために作られたものです。もちろん、もともとギリシャにご興味があって勉強している方も大歓迎です。私の不明瞭な知識にツッコミを入れていただけると誠に幸いです。

私が思うに、古代ギリシャの魅力は、その普遍的な人間の営みをほぼもれなく、しかも独特に、そして質を高めて、華麗な文化に仕立て上げたこと。そして、人間だけが持ちうる「ゆとり」や「暇」、そして「遊び」を最大限発揮できるような豊穣な土台を提供してくれることではないかと思っています。

人生はあっという間。せいぜいのところ80年です。死後は(おそらく)何もないでしょう。

それなのに、あくせく働いて、私たちは何を得ようとしているのでしょうか。せっかく先人たちが、もっとラクをできるように、様々な発明をしてきてくれたのに、私たちは絶えず発展をやめず、生き急ぎ続けています。それって、先人たちのしてくれたことに満足できないということでしょうか。

時おり、こうした人生に疲れ、これでいいのだろうかと反芻する方々も多いことでしょう。それでも、食べるためだとか、人間とはそういうものであるなどと理由をつけて、やはり日々の目の前の仕事に夢中になり、自分の時間をそれで費やしていきます。

でも、ちょっと立ち止まってください。あなたの人生は、あなたの限られた時間から出来ています。やりたくないことをやっても、それはあなたの人生を削ること、命を削ることです。あなたは誰にその貴重な命を授けているのでしょう。

それに気付いてからは、私はできる限り、自分の時間を大切にしようと決めました。そして、私が古代ギリシャと出会ったのは、そのようなときでした。

2500年前に古代ギリシャの歴史家ヘロドトスがパピルスに刻んだ「歴史」。当時の小アジア地方(リュディア、メディア、バビロニア、ペルシャ)、エジプト、ギリシャの各風習を鮮明に描き伝えてくれます。

大叙事詩「イリアス」「オデュッセイア」。ミケーネ文明が滅んだ後の暗黒の時代が終わる頃に現れ、ギリシャ世界に素晴らしい知見をもたらした盲目の詩人、ホメロス。その言葉は私たちに、人生の儚さと暖かさを与えてくれます。

生きるとは何か。それを自らの死をもって示そうとした哲学者ソクラテス。そして彼の死刑を選択した民衆というものと対決し、自らの師匠の弁明を生涯をかけて行い続けたプラトン。世界をギリシャ化した奇跡の大王アレクサンドロスの家庭教師であり、あらゆる学問の祖となったアリストテレス。彼らが世の中の真理を追求しようとし続けた営為は、今の我々のそれよりも情熱的に見えます。

どうですか。少し興味を持ちませんか。おもしろいと思いませんか。

無駄なことをして人生を楽しくに過ごす。何かの役に立たせるのではなく、それ自体を心ゆくまで人生をかけて楽しむ。そんなものは世の中にはないっですって?

それなら古代ギリシャを始めてみてください。心ゆくまで人生を通じて楽しめるものなんて実際はないのだという主張が、嘘だったと分かるでしょう。

なぜって、私自身がかつてそのように思っていたのですから。